おひとりさまが終活はじめました

はじめに

2022年4月から会社を休んでいて、リハビリがてら生活の立て直しや見直しに取り組んでいます。まだ途中ですが記録もかねてブログという形で残していこうと思い、書くことにします。

1.おひとりさまに終活は不可欠

ここ5年くらいの間でしょうか、「終活」という言葉を見かけるようになりました。遺産相続のように遺族のもめ事になるようなことはともかく、生前に葬儀やお墓を決めたり契約したりすることをなぜやらなければいけないのか、当時の私には正直理解ができませんでした。自分の親を見送った経験から、葬儀の段取りは遺族がやるものだと思っていましたし、自分で決めるにしても体調が衰えて、いよいよ準備をしなければいけない時になって初めてやればいいのではと思っていたのです。

ただ病気になり、自分が寿命を迎えるのはそう遠くない可能性もあることを知り、改めて終活について調べてみました。そうすると、頭も身体もよく動くうちにちゃんと考えておかないと自分も困るし、後始末をする人はもっと困ることを痛感しました。

特に私は祖父母、両親はすでに他界、独身で子なし、きょうだいもいない、いわゆる「おひとりさま」です。おそらく私が亡くなった場合は、叔父か叔母、もしくは従姉妹に連絡がいくのだと思いますが、数年に1回会うか会わないかの親戚との関係は希薄です。そういう人に、遺品整理などのプライベートな部分を見られるのはちょっといやかも、と思うと自分で段取りをしておかなければいけないのだということに気づかされました。

2.終活で取り組むことリスト

さっそく「終活」や「エンディングノート」で検索をしてみました。エンディングノートについては様々な団体や自治体がテンプレートを配布しているのですが、なんだか自分にしっくり来るものが見つかりません。自分の歴史を書き込むページや、親しい人へのメッセージページなどは私にはいらないな、と思ったのと、テンプレートの飾り罫線やイラストが自分の好みに合わず、自分でいちから作ることにしました。

そこで次に、図書館で「おひとりさま」「終活」で検索し、よさげな本を数冊借りてみました。今のところ一番参考になりそうなのは奥田 周年 、 黒澤 史津乃、 太田垣 章子『家族に頼らないおひとりさまの終活』(ビジネス教育出版社、2021年)です。

それをもとにこれからやろうと思っていることをリストアップしたのが以下の項目です。

  • 断捨離する
  • アドバンス・ケア・プランニングを決める
  • お墓を決める
  • 葬儀について考える
  • 遺体について決める(臓器提供など)
  • 遺産の使い道を決める
  • 遺言書を書く
  • 尊厳信託、死後事務委任契約を考える

次回からはこれらについてそれぞれ書いていけたらと思っています。それではまた。